ネットワーク・アナライザ
バイアスTの使用例
Question
NWAにはバイアスTが標準もしくはオプションで対応していますがどのようなデバイスでどのようなときに使用するものでしょうか?
Answer
バイアスTとは高周波信号に対して影響を与えずDUTにDC電圧を加えるための回路です。
下記に回路図を添付します。
RF:測定器(VNA)に接続されてます。
RF&DC:DUTに接続されます。
DC:外部電源を使用しDC電圧を印加します。
上記の回路図を説明しますと
測定器に影響を与えないようにDUTにDC電圧を印加します。
DC電圧は測定器に対してコンデンサが直列に接続されているため
測定器には電圧が印加されず、DUTのみに電圧が印加されます。
DUTに印加できる電圧(V)と電流(mA)には制限がありますので、バイアスTのデータ
シートをご確認ください。
外部にバイアスTを接続する際は
・周波数範囲
・最大電圧
・最大電流容量
を確認してください。
[関連資料]
ZNBカタログ&データシート